神武夏子CDアルバム第1弾
「Café des Six(カフェ・デ・シス)」(2002年11月発売)
❖アルバムについて
エリック・サティとジャン・コクトーが愛した「フランス6人組」のピアノ・ソロだけを集めた、世界初のコンピレーションCD「Café des Six」(2枚組・全37曲)
フランスのカフェをイメージして作られたこのCDは、1920年代のレコード・ド・パリを彷彿とさせるようです。パリへの想いを馳せながら思わずコーヒーブレイクしたくなる本作は平日に聴くも良し、週末ゆったりとして聴くも良し、BGMとしても最良な音楽の贈り物です。
さらに、CDの選曲&プロデュースを、FMラジオ局J-WAVEの番組プロデューサーであり、音楽プロデュース、クラブDJなど多方面で活躍する持田騎一郎(もちだ・きいちろう)氏が手がけました。
演奏者の神武氏が200曲以上の「6人組」の作品の中からピアノソロだけを選んだものを、クラブDJとしても活躍の持田氏が、「Quiétude=夜リラックスしている時に聴きたい曲」と「Vivacité=天気のいい昼時のカフェで聴きたい曲」に選曲し、さらに前の曲のエンディングと次の曲のイントロがつながりを持つように、通して聴きやすく、ストーリー展開のある全体の構成にこだわりつつ曲順を決めました。
クラシックのCDというよりも、カフェオレやワインのお供としての使い方の方が合っているかもしれません。日々の気分、TPOに応じて、CDをチョイスし気軽に聴いて「フランス6人組」を身近に感じていただければと思います。
また、以下のとおり、解説書・ケースデザインにも「フランス6人組」に関わりのある方々にお願いするなど、細部にわたってこだわりをもって作成いたしました。
★CD解説書・全16ページ
「6人組」の解説・各人別曲目解説を作曲家・山口博史先生(ダリウス・ミヨーの弟子である指揮者:マリウス・コンスタンが恩師)、飛幡祐規 氏(在仏30年、訳書「フランス六人組」)にお願いしました。
★CD本体およびケースの6人組のイラスト
詩人・藤富保男氏(訳書『エリック・サティ詩集』、プーランク生誕百周年の際、詩人日本代表として出席)にお願いしました。
❖CD情報
- 演奏者
ピアノ:神武夏子(フランス6人組演奏家、ジャン・ミコー師に師事)
プロデューサー:持田騎一郎(J-WAVE 81.3FM)
- ディスク番号:NATSU-0201
- 発売日:2002/11/30
- メディア/税込価格:CD2枚組(12cm)/¥3,000
→ここから購入できます
❖収録曲
※曲名をクリックすると別ウィンドウで見本が聴けます。
Disc1 ~ Quiétude(キエチュード=穏やかな) ~ | ||
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track | 曲名 | 作曲者 |
1 | 即興曲第15番ハ短調(エディット・ピアフ讃) | フランシス・プーランク |
2 | 即興曲第13番イ短調 | フランシス・プーランク |
3 | 「3つの小品」より(ラヴェル讃) | アルチュール・オネゲル |
4 | 「バスク地方の10の歌」より 1.朝の星 | ルイ・デュレ |
5 | 「フランス組曲」より 2.パヴァーヌ | フランシス・プーランク |
6 | ロマンス | ジェルメンヌ・タイユフェール |
7 | 「フランス組曲」より 6.シシリエンヌ | フランシス・プーランク |
8 | 「6人組のアルバム」より 無言歌 | ルイ・デュレ |
9 | 「ナゼルの夜会」より 変奏曲 2.手の上の心臓 | フランシス・プーランク |
10 | 即興曲第7番ハ長調 | フランシス・プーランク |
11 | 「主題と変奏」より 主題 | フランシス・プーランク |
12 | 「子象ババールの物語」より 「おばあさんとお別れ」 | フランシス・プーランク |
13 | ショパンの思い出 | アルチュール・オネゲル |
14 | 即興曲第2番変イ長調 | フランシス・プーランク |
15 | 「ブラジルの郷愁」より 7.コルコヴァード | ダリウス・ミヨー |
16 | 「ナゼルの夜会」より 7.不幸の味 | フランシス・プーランク |
17 | 「9つの小品」より 6.シシリエンヌ | ジョルジュ・オーリック |
18 | 「9つの小品」より 2.無言歌 | ジョルジュ・オーリック |
Disc2 ~ Vivacité(ヴィヴァシティ=活発な) ~ | ||
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track | 曲名 | 作曲者 |
1 | 間奏曲第3番変イ長調 | フランシス・プーランク |
2 | 即興曲第12番変ホ長調(シューベルト讃) | フランシス・プーランク |
3 | 即興曲第1番ロ短調 | フランシス・プーランク |
4 | フラテリーニのタンゴ | ダリウス・ミヨー |
5 | 「主題と変奏」より 変奏III パストラル | フランシス・プーランク |
6 | 「春」より 第1曲 | ダリウス・ミヨー |
7 | シシリエンヌ | ジェルメンヌ・タイユフェール |
8 | 「9つの小品」より 3.ワルツ | ジョルジュ・オーリック |
9 | 「バスク地方の10の歌」より 8.マドレーヌ夫人 | ルイ・デュレ |
10 | 「子象ババールの物語」より 「おばあさんといつも一緒」 | フランシス・プーランク |
11 | 「ボヴァリー夫人」の3つのワルツより I | ダリウス・ミヨー |
12 | 「フランス組曲」より 1.ブルゴーニュのブランル舞曲 | フランシス・プーランク |
13 | 「おとめの湖」のための3つの作品より I | ジョルジュ・オーリック |
14 | 「ボヴァリー夫人」の3つのワルツより II | ダリウス・ミヨー |
15 | 3つの常動曲より I | フランシス・プーランク |
16 | 「ナゼルの夜会」より 変奏曲1.分別の極み | フランシス・プーランク |
17 | 「ナゼルの夜会」より 前奏曲~カデンツァ | フランシス・プーランク |
18 | 「7つの小品」より VII | アルチュール・オネゲル |
19 | 「ブラジルの郷愁」より 6.ガベェア | ダリウス・ミヨー |