2013年の活動記録
❖藤富保男素描展〜詩人 藤富保男のサーカス的瞬間芸画の世界〜
朗読コラボレーションライブ
- 日程:2013年10月10日(土)
- 時間:18:30開演
- 会場:神楽坂 TheGLEE(→会場アクセス)
- 出演:神武夏子/藤富保男
- チケット:3000円(飲み物込)
主催:秀友画廊
※お問い合わせ・チケット申込み:秀友画廊 03-3573-5335(TEL/FAX)
*
当日の模様
*
藤富氏の作品群息づく空間からイマジネーションを受けて生まれることば、音、音楽、声、肉体の発露とのコラボレーション。遊び心あふれる芸術家エリック・サティの詩(藤富訳)を、神武夏子弾くサティにのって氏が朗読! 併せて、藤富訳童話「象のババール」の朗読&ピアノ(プーランク作曲)と共に映写される氏の絵も必見。ビジュアルポエットリーの世界!
*
プロフィール
神武夏子(ピアニスト)
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。フランス留学後、サティとフランス6人組の音楽に出会う。以後、リサイタルを中心に、NHK‐FM「名曲リサイタル」出演など、様々な形で彼らの音楽を紹介する他、詩人の藤富保男氏と、ピアノと詩の朗読による公演を各地で行っている。
藤富保男(詩人)
昭和3年東京生れ。詩誌「gui」同人。東京外国語大学モンゴル科卒。日本現代詩人会、日本文藝家協会会員。北園克衛、アメリカの詩人カミングズらの影響を受ける。昭和28年詩集「コルクの皿」を発表。詩集は30冊を超える。カミングズ&エリック・サティの訳詩者。訳詩集「カミングズ詩集」など。画家、詩絵創作者。シルク・スクリーンやリトグラフによる個展等開催。朗読家の顔も持ち、『フジイトミィのフジトミトーク』と言われる絶妙講演家でもある。
❖第19回神武夏子ピアノリサイタル「かむながらにIV」
※イメージをクリックするとPDFでダウンロードできます。
- 日程:2013年9月7日(土)
- 時間:開場18:00/開演18:30
- 会場:めぐろパーシモンホール小ホール(→会場アクセス)
- 出演:神武夏子(朗読・作曲・ピアノ演奏)/齋藤歩(サウンドクリエイター・作曲・フルート演奏)/ユニット「倭音」(スーパーバイザー)
- チケット:一般2000円/学生1000円(全席自由)
主催:ミモザ/後援:Association des Amis de Francis Poulenc(フランス プーランク協会)、YAMAHA銀座店
※お問い合わせ・チケット申込み:オンラインフォーム/03-3428-5794(FAX)
*
当日の模様
*
プログラム
第1部
- 15の即興曲(フランシス・プーランク)
- 第1番 ロ短調
- 第2番 変イ長調
- 第7番 ハ長調
- 第12番 変ホ長調
- 第13番 イ短調
- 第15番 ハ短調
- ブラジルの郷愁(ダリウス・ミヨー)
- ソロカーバ
- レーメ
- イパネマ
- コルコヴァード
- アルベール・ルーセルを讃えて(アルチュール・オネゲル)
第2部
- 古事記
- 海から来る神
- 高天原の使たち
- 大国主神の国譲り
- 朝日のただ射す国[天孫降臨]
神武夏子:朗読、作曲、ピアノ演奏
齋藤歩:サウンドクリエイター、フルート、作曲
ユニット「倭音」:スーパーバイザー
*
コンサートによせて
「フランス6人組」というグループは、そのなりたちが、大変におもしろい。もともと6人は、グループを作ろうとは誰も考えていなかったのである。
1911年頃より若い6人は、コンセルヴァトワールの作曲や対位法のクラスで出会い、またサティ、コクトー、リカルド・ヴィニエス、サロン提供者のヴァランティンヌ・グロスなど、様々な芸術家を通し知り合っていく。
後に有名になる1912年頃から始まる毎週土曜日のミヨーの家の集会には、6人をはじめ多くの音楽家、画家、詩人が集まり、語り合い、作品を披露しあっていたが、これを知った評論家アンリ・コレが、たまたまこの6人を選び、勝手に「フランス6人組」と命名し、「コメディア」に発表したのが「フランス6人組」の成り立ちである。
ダダイスム、シュールレアリスムなど多くの芸術運動が盛んだった1920年代という時代に、6人組は深く関わっていくのだが、自由で陽気なミヨーの家での集まりは、何より生涯変わらない彼らの友情を育てたのである。
さて、第2部の古事記だが、前回は、八俣の大蛇、稲羽の素兎と有名なお話が出てきたが、今回は大国主神の国譲り、天孫降臨へと進む。須佐之男命の六世孫である大国主神は、多くの困難に出会うが、まわりに助けられながら試練を乗り越え、ついには国作りをまかせられるまでに成長する。大国主神は、決して強大な力を持っていたわけではないが、常に人を動かす、人望と魅力にあふれた神であったと想像できる。
また、最初に古事記を読んだ時、たくさんの歌が出てくるのに、私は驚かされた。須佐之男命が歌った「八雲立つ…」は、日本最初の和歌である。須佐之男命らしく、雄大な歌であるが、それまでの荒ぶる心を落ち着かせ、立ち上る雲に新たな自分を見ているように感じられる。そして、恋多き大国主神がヌナカワヒメと交わした恋の歌、妻、スセリビメと交わした歌は、情緒豊かに歌われる。はやる恋心といたわり合う夫婦愛。どちらも心にしみわたる。古事記において、歌を通して物語や恋愛が語られていく個所が多く、歌われることによって、より心のこもった想いを伝えているように思われる。
今回は、いよいよ大国主神は国を譲り、舞台は出雲から天孫降臨の地、高千穂へと移っていく。地上を治める大役を命じられたのは、邇邇芸命であった。
神武夏子
*
プロフィール
神武夏子(ピアノ)
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。フランス留学後、サティとフランス6人組の音楽に出会い、1999年、プーランク生誕100周年記念コンサートを主催。現在、リサイタルを中心に、サロン・コンサート、NHK‐FM「名曲リサイタル」出演など、さまざまなかたちでサティとフランス6人組の音楽を紹介するほか、詩人の藤富保男氏と、ピアノと詩の朗読による「詩を奏でる」を各地で公演。2002年、CD「café des six」、2006年、CD「café Poulenc」を発表。
齋藤歩(フルート、サウンドクリエイター)
国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学フルート専攻を首席で卒業。国立音楽大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第5回日本アンサンブルコンクール室内楽部門、優秀演奏者賞受賞。2000年、2005年、2009年にモーツァルト青少年管弦楽団首席奏者としてオーストリア公演に参加。日本モーツァルト青少年管弦楽団、モーツァルト・カンマー・オーケストラ首席フルート奏者。現在はExtasyBoxのフルート奏者として活躍。またDTMによる楽曲製作など幅広く活動中。
❖第18回神武夏子ピアノリサイタル「かむながらにIII」
※イメージをクリックするとPDFでダウンロードできます。
- 日程:2013年5月10日(金)
- 時間:開場18:30/開演19:00
- 会場:めぐろパーシモンホール小ホール(→会場アクセス)
- 出演:神武夏子(朗読・作曲・演奏)/齋藤歩(サウンドクリエイター・フルート)/ユニット「倭音」(スーパーバイザー)
- チケット:一般2000円/学生1000円(全席自由)
主催:ミモザ/後援:Association des Amis de Francis Poulenc(フランス プーランク協会)、YAMAHA銀座店
※お問い合わせ・チケット申込み:オンラインフォーム/03-3428-5794(FAX)
*
当日の模様
*
プログラム
第1部 フランシス・プーランク
- ナゼルの夜会
- 前奏曲〜カデンツ
- 変奏曲
- I. 分別の極み
- II. 手の上の心臓
- III. 磊落と慎重と
- IV. 思案の続き
- V. 口車の魅力
- VI. 自己満足
- VII. 不幸の味
- VIII. 老いの警報
- カデンツ
- フィナーレ
- フルートとピアノのためのソナタ
第2部 古事記 上巻
- 八俣の大蛇 八雲たつ
- 大国主神と兎[稲羽の素兎]
- 大国主神の受難 根国での冒険
- 沼河姫の歌 須勢理姫の歌
- 伊耶那岐神と伊耶那美神
国生み 神生み 黄泉国 天照大御神の誕生 - 天照大御神と須佐之男命
誓約 天の石屋戸
神武夏子:朗読、作曲、ピアノ演奏
齋藤歩:サウンドクリエイター、フルート、作曲
ユニット「倭音」:スーパーバイザー
*
コンサートによせて
近代フランス音楽、そして「古事記」。全く違うようですが、すべてを「音」として捉え、音楽と人の声を調和させ、伝えていければと思います。
第1部は、「フランス6人組」の一人、フランシス・プーランクをとりあげました。今年、プーランクは没後50周年にあたります。6人組の中では一番知られているプーランクですが、最近は特に演奏される機会が多いので、今年あちこちで企画されるコンサートが楽しみです。
初めて弾いた曲は、常動曲でした。私が6人組を演奏していくきっかけになった作品です。サティを思わせるシンプルさ、さりげないけど独創的なメロディに、思わず「宝物を見つけた」そんな感じでした。ふたを開けてみると、しゃれてて、エレガントで、軽快だけどズシンと深刻な面があったりと、様々な顔をもった音楽に心が躍りました。天性の美しいメロディーは、弾く度に自分を癒してくれます。
今回は、8つのバリエーションを持つ小品の集まりですが、ピアノ曲の中では大曲の「ナゼルの夜会」と、管楽器の作品の中でも最高傑作と言われている「フルートとピアノのためのソナタ」を演奏します。
第2部は「古事記」、昨年を第1回として始め、伊邪那岐神と伊邪那美神の国生み神生みから、天照大御神の誕生、そして天の岩屋戸までを、朗読し音楽にしましたが、今回は続きの八俣の大蛇、稲羽の素兎、そして歌の章へと進みます。
日本最古の歴史書、当然貴重であり、そんなに気楽に踏み込んではいけないと思っていた「古事記」。読み始めると、最初は、たくさんのむずかしい神様の名前に、少し閉口しましたが、何度か読んでいくうちに、神話の世界までイメージが広がっていって、自分の中にある古代日本人のDNAが引き出されるようで、とってもなつかしい気持ちになっていきました。そして古事記に登場する神々、人々は、現代に生きる私たちと同じように、人間性豊かに描かれ、親しみさえおぼえます。おもしろいのです。
音楽は、それぞれの場面をイメージして、音にしています。その音楽によって、物語がより膨らんでいけば、幸いです。
神武夏子
*
プロフィール
神武夏子(ピアノ)
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。フランス留学後、サティとフランス6人組の音楽に出会い、1999年、プーランク生誕100周年記念コンサートを主催。現在、リサイタルを中心に、サロン・コンサート、NHK‐FM「名曲リサイタル」出演など、さまざまなかたちでサティとフランス6人組の音楽を紹介するほか、詩人の藤富保男氏と、ピアノと詩の朗読による「詩を奏でる」を各地で公演。2002年、CD「café des six」、2006年、CD「café Poulenc」を発表。
齋藤歩(フルート、サウンドクリエイター)
国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学フルート専攻を首席で卒業。国立音楽大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第5回日本アンサンブルコンクール室内楽部門、優秀演奏者賞受賞。2000年、2005年、2009年にモーツァルト青少年管弦楽団首席奏者としてオーストリア公演に参加。日本モーツァルト青少年管弦楽団、モーツァルト・カンマー・オーケストラ首席フルート奏者。現在はExtasyBoxのフルート奏者として活躍。またDTMによる楽曲製作など幅広く活動中。
❖神武夏子八千代コンサート
※イメージをクリックするとPDF形式でダウンロードできます。
- 日程:2013年3月30日(土)
- 時間:開場15:30/開演16:00
- 会場:八千代市総合生涯学習プラザ2F 多目的ホール(→会場アクセス)
- 出演:神武夏子(ピアノ)/齋藤歩(フルート、サウンドクリエイター)
- 入場無料(定員120名)
主催:株式会社 名優
※お問い合わせ:047-480-6161(TEL)/047-480-6162(FAX)江澤まで
*
プログラム
第1部 フランシス・プーランクの音楽
- フランシス・プーランク「ナゼルの夜会」
- フランシス・プーランク「フルートとピアノのためのソナタ」
第2部 古事記 上つ巻
- はじめに現れた神
- 伊耶那岐神と伊耶那美神
国生み 神生み 黄泉国 天照大御神の誕生 - 天照大御神と須佐之男命
誓約 天の石屋戸
神武夏子:ピアノ演奏、朗読、作曲
齋藤歩:フルート演奏、作曲、編曲
*
プロフィール
神武夏子(ピアノ)
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。フランス留学後、サティとフランス6人組の音楽に出会い、1999年、プーランク生誕100周年記念コンサートを主催。現在、リサイタルを中心に、サロン・コンサート、NHK‐FM「名曲リサイタル」出演など、さまざまなかたちでサティとフランス6人組の音楽を紹介するほか、詩人の藤富保男氏と、ピアノと詩の朗読による「詩を奏でる」を各地で公演。2002年、CD「café des six」、2006年、CD「café Poulenc」を発表。
齋藤歩(フルート、サウンドクリエイター)
国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学フルート専攻を首席で卒業。国立音楽大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第5回日本アンサンブルコンクール室内楽部門、優秀演奏者賞受賞。2000年、2005年、2009年にモーツァルト青少年管弦楽団首席奏者としてオーストリア公演に参加。日本モーツァルト青少年管弦楽団、モーツァルト・カンマー・オーケストラ首席フルート奏者。現在はExtasyBoxのフルート奏者として活躍。またDTMによる楽曲製作など幅広く活動中。